家が倒れたのは人災!2

EP022_L
再三触れてきたが、後から2階を乗せたようなお神楽普請の場合、基礎と柱の接合部に弱さが出たということになる。要するに2階が重すぎたのだ。もともと一階に古い家があって、新たに2階を乗せた家は、地震によって完全に足(柱)が負けてしまった。
1階がペシャンコに潰れてしまったケースも少なくない。これは柱の数が少ないことが致命傷になった。車庫や店舗をつくろうと思って柱の数を減らしたことによって、そこに応力が集中して折れてしまったのである。平常時なら柱が1本でも何とか2階部分は支えられたが、強い地震には耐えられなかった。こういった場合は、その柱がポイントになってくるので、少しでも強化する必要がある。
筋交いは入っているけれども、この筋交いはまったく用をなしていなかったというケースもあった。
つまり、家が筋交いのない方向に倒れ、補強の役目は果たしていなかったのである。
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1階が潰れ、2階の屋根がわずか1メートルの高さに落ち込んでいた家もあった。おそらく1階は店舗だったと思われる。少しでもコストを下げようとしたために、すべてを失う結果となった。建築基準法というのは”最低”基準であって、法で定められた基準さえ満たされていればいいというものではない。つまり、家というのは、そこに住む人の命と財産を守るものだという”心”が大事なのである。コンクリートを打つときに、きちんと鉄筋が入っているか、木屑やゴミが入らないように掃除はしたか・・・、そういう”心”が感じられる建物はきちんと残っているのである。