地盤1

EP027_L
住まいの要は地盤である。住まいが土地の上に建っ以上、どうしても地震との関わりから逃れることはできない。敷地いつぱいに池を作り、そこに水を満々とたたえ、船のような家をつくってそこに住んだらどうだろう、という話も飛び出す昨今である。いや、笑い話ではない。半分は核心をついたアイデアなのだ。
現実に、こうした発想から耐震構造というよりも、”免震構造”という工法もあり、中規模の鉄筋コンクリートの建築物などは、すでにこの方法でできているのである。まさに大地と切り離した構造であるが、一般住宅までこの”免震構造”が普及するのはまだ遠い先のことである。ここではもう少し”地”に足のついた話をしよう。
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まず、家は大地に深く根を下ろしていなければならない。これが大原則である。このことを、まさに草木と同じように、”基礎の根入れ”という。
実際に今回の阪神・淡路大震災では、この土地と基礎と建物という三点の接合の甘さによって、もろくも崩壊した家も少なくないのである。敷地に石を並べただけの”置き石型”の基礎の建物もまだ多いのだ。
最近はそれが”布基礎”となって家を乗せているが、アンカーボルトの数が少なければ土台と基礎の接合は弱い。もっと悲惨なのは、地盤が不整形のために、基礎がバラバラに壊れてしまっているようなケースだ。これでは一瞬にして基礎と本体、土台が離れてしまう。
いったいなぜこんなことが起こるのか?
敷地のチェック法でも説明したとおり、いわゆる不整形な地盤が原因である。新しく造成された敷地でも、”地山”と”盛り土”には根本的な違いがある。埋め立てられたとしても、必ずしも均等ではなく、もとの地盤が勾配(斜め)になっているとか、あるいは一部が下がったりしているケースもある。