マンションを選ぶポイントの抜粋

EP020_L
N値を知ることが大事
杭を最終的に何トンの重さで打ったかを知っておくこともポイントになる。専門的には、これをN値という。これも、施工した業者に聞いて確認できる。
今度の地震において、軟弱地盤では激しい突きあげ振動により杭そのものがさらに沈んだ可能性がある。杭打ちはもともと、建物が乗る長期荷重に加えて、ある程度の短期荷重を計算して行っている。
ただし、この短期荷重は地震などの際の水平の振動を想定したもので、垂直な短期荷重までは読みこんでいない。今後は上下に働く垂直荷重も考慮して杭を打たなくてはいけないことになるだろう。
杭は実際はデルマックというハンマーをつかい、スパーンと爆発させて、叩いてとめる。叩く重さは、4,50トンがふつうだが、騒音などの問題もあり、30トンくらいでとどめておくこともある。
これで、本数を増やしさえすれば、建物の長期荷重に対しては十分もつのだが、今度のような場合のように、たとえば70トン相当の垂直な短期荷重が働くことも考えられる。そうすると、杭がさらに打たれるのと同じ結果になり、杭がしずみ、建物は傾くことになる。とくに薄い建物や、背の高いマンションではそのおそれが大きい。
杭の抵抗力は建物全体の重さにもかかわってくる。マンション全体が1000トンで、杭一本の抵抗力が50トンとすると、全部で20本の杭が必要という計算になる。現実の施工では、前述したように短期の水平荷重も見込んでかなり余裕をとる。
しかし、今度の地震では、全体が2000トンにもなる垂直荷重がかかったと推定できるものもある。杭は圧縮に対しては相当強いが、そうなると杭は沈むだけでなく、折れたり破砕することもある。
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当然、建物は甚大な被害をうける。こういう意味で、杭のN値を知っておきたいわけである。なお、N値だけでなく、建築年度なども業者に聞くことができる。また、現場の写真は必ず撮影しているので、フープ筋などの状態も頼めば閲覧させてくれるはずである。