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地盤3

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”水みち”をカットすることで、敷地内の水の流れはかなりくい止めることができる。さらに、建物が建つ回りの敷地には、防水のために土間コンクリートをべ夕に打ってしまうことがある。これを”犬走り”という。どうせ建物の北側では緑は育たないし、緑がほしければ植木鉢を置けば済むことである。それよりも、ジメジメした部分を作らないことである。これは白アリの防止にもなる。
第2は、地盤が埋立地、もしくは一部がその可能性がある場合。これは、〃根切り″(布基礎を埋めるための最初のカット)を50センチほど掘って行くと、その状態がわかるので、もし安定地盤がない場合(敷地が全部埋め立てである場合)は、思い切ってもとの地盤面まで杭を打つ必要がある。
杭といっても、直径が15センチ、長さ3メートルほどのパイル(ミニ杭)である。これは、ある程度大掛かりな住宅になると使うことが多い。
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地盤が余りにも安定していないとか、あるいは家を建てる直前に埋め立てたケースもある。
こういうときは、もとの地盤面まで布基礎を掘り下げることがあるが、この方が大変割高になることが多い。パイルを2メートルないし、3メートルおきに布基礎に打てばよい。建坪が20~30坪の家であれば、10数本で足りるはずである。
この場合、家の中ほどにも布基礎を延長させ、そこにもパイルを打つ必要がある。多ければ多いほど安心と言えよう。

地盤2

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地盤の下は何も信用できないのだ。筆者が千代田区で扱った物件の中に、2~3メートルおきに地盤の深さが違ったものがあった。あとで、いろいろ調べてみると、なんと大きな石であることがわかった。かって、そこに武家屋敷か大きな塀があったのかもしれない。そんな巨大な石が建物の下にあるとは、だれも想像していなかった。
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さて、そこで敷地そのものを改めて診断し、次の3つのケースで、その対処法を考えてみる。
第1は、新造成地の敷地の場合。敷地の一部が”盛り土”である可能性が高い。また、造成時に力ットされた地層から、水が染み出ているケースがある。この水は、永遠にわが家の敷地内に流れることになる。その地層のカーブに沿って、家の下に”水みち”があるはずである。
当然、敷地の中を水が流れないようにしなければならない。常に敷地が湿っているということは、それだけ建物の構造部分を痛めることになる。そればかりか、元の地層が地滑りを起こしてしまうことも考えられる。
そこで、”水みち”となる敷地との境界に溝を掘り、そこにコンクリートのU字溝を並べ、そこの水を敷地に入れないで外部の溝に流し込んでしまうようにする。これは大きなものである必要はなく20センチ角ほどのU字溝で十分だ。

地盤1

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住まいの要は地盤である。住まいが土地の上に建っ以上、どうしても地震との関わりから逃れることはできない。敷地いつぱいに池を作り、そこに水を満々とたたえ、船のような家をつくってそこに住んだらどうだろう、という話も飛び出す昨今である。いや、笑い話ではない。半分は核心をついたアイデアなのだ。
現実に、こうした発想から耐震構造というよりも、”免震構造”という工法もあり、中規模の鉄筋コンクリートの建築物などは、すでにこの方法でできているのである。まさに大地と切り離した構造であるが、一般住宅までこの”免震構造”が普及するのはまだ遠い先のことである。ここではもう少し”地”に足のついた話をしよう。
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まず、家は大地に深く根を下ろしていなければならない。これが大原則である。このことを、まさに草木と同じように、”基礎の根入れ”という。
実際に今回の阪神・淡路大震災では、この土地と基礎と建物という三点の接合の甘さによって、もろくも崩壊した家も少なくないのである。敷地に石を並べただけの”置き石型”の基礎の建物もまだ多いのだ。
最近はそれが”布基礎”となって家を乗せているが、アンカーボルトの数が少なければ土台と基礎の接合は弱い。もっと悲惨なのは、地盤が不整形のために、基礎がバラバラに壊れてしまっているようなケースだ。これでは一瞬にして基礎と本体、土台が離れてしまう。
いったいなぜこんなことが起こるのか?
敷地のチェック法でも説明したとおり、いわゆる不整形な地盤が原因である。新しく造成された敷地でも、”地山”と”盛り土”には根本的な違いがある。埋め立てられたとしても、必ずしも均等ではなく、もとの地盤が勾配(斜め)になっているとか、あるいは一部が下がったりしているケースもある。

新・新耐震住宅とは3

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古い構造や伝統工法といわれる大工さんたちのカンに頼る家づくりの考え方にも原因の一端はある。しかし、大工さんや建築会社に耐震性を無視した要求をしたオーナーや建主の姿勢にも問題がある。
車を二台入れたい、一1階を間口の広い、柱のないノンスパンの店舗やショールームにしたい・・・。
むろん、そうした家をつくってはいけないというのではない。どうしてもつくりたいのであれば、柱を1本余計に入れるとか、横に突っ張る、あるいは太めの柱にするとかの配慮が必要なのだが、格好が悪い。倒壊したどの家を見ても、美観が優先された家づくりになってしまったという感じがしてならない。
しかしその結果、雨露からしのいでくれるはずのわが家に、無惨にも殺されてしまったということを深く受け止めなければならない。
そこで、これから長きにわたってわが人生を支えてくれる住まいを建てるときに、ぜひとも役立てていただきたい〃新・新耐震設計基準″なるものをご紹介したい。
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阪神・淡路大震災を機に、いずれは、耐震基準が改めて制定され公布されるに違いないが、それとは関係なく、それ以前に筆者の理想とする家づくりの提案をしてみたい。

新・新耐震住宅とは2

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筋交いは、角材のバタ角を×状に入れるくらいでないといけない。×状に入れても地震によってねじれが発生すれば筋交いは簡単に飛び出てしまう。木材というのは引っ張りには強いが、紙と同じであってねじれば簡単に切れてしまうのである。
要するに、ちょっとした心遣い、ちょっとした補強をしていれば助かる家が多かったのである。急激な上下動で、古い家は柱や梁が裂けているケースが少なくなかった。家の中に入ってみると、トゲが異様に林立している。このトゲに人が刺さったことが歴然としてわかる家もあり、ゾッとさせられた。
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こうした壊れた家を見ていると、建築の専門家として背筋が寒くなるほどのやりきれなさ、怒りで一杯になる。
ほんのちょっとした心遣いがあれば、大切な家が倒壊するようなことはなかったし、人が死ぬようなこともなかった。すべてが助かったと思える家があまりにも多かったのである。
家を支えるのに仮に10本の柱があったとすると、たった1本の柱が細かったり、あるいは抜けていたり・・・、そこに大きな力が集中して、残った九本の柱をいとも簡単にへし折ってしまったのだ。

新・新耐震住宅とは1

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大工さんによっては筋交いなんて要らないという人もいる。たしかに神戸にも伝統的な建物の中には筋交いがなくても壊れていない家はあったが、それはほとんど平屋である。平屋でしかも柱が太い。
だから筋交いがなくても倒壊しなかった。
わが国の住宅の歴史をみると、もともと一般の住宅には2階建てという発想はなかった。五重の塔やお城みたいなものになってくると、異常なほどに太い柱や梁が使われているということを忘れてはいけない。
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阪神・淡路大震災で崩壊した2階屋の瓦葺き屋根は、それを支える柱が異常なほどに細かった。そこへいやいや筋交いを入れて作ったという感じなのだ。伝統技術も時代とともに改良しなくてはならない。
建築基準法にも問題がある。筋交いの本来の目的は何であるか、ということをわからなくてはいけない。単に壁量が入っていればいいというものではない。筋交いにはどんな強度の材料を使ったらいいのか、その入れ方など、法的な規制がまだまだ甘いのが実態なのである。

家が倒れたのは人災!2

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再三触れてきたが、後から2階を乗せたようなお神楽普請の場合、基礎と柱の接合部に弱さが出たということになる。要するに2階が重すぎたのだ。もともと一階に古い家があって、新たに2階を乗せた家は、地震によって完全に足(柱)が負けてしまった。
1階がペシャンコに潰れてしまったケースも少なくない。これは柱の数が少ないことが致命傷になった。車庫や店舗をつくろうと思って柱の数を減らしたことによって、そこに応力が集中して折れてしまったのである。平常時なら柱が1本でも何とか2階部分は支えられたが、強い地震には耐えられなかった。こういった場合は、その柱がポイントになってくるので、少しでも強化する必要がある。
筋交いは入っているけれども、この筋交いはまったく用をなしていなかったというケースもあった。
つまり、家が筋交いのない方向に倒れ、補強の役目は果たしていなかったのである。
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1階が潰れ、2階の屋根がわずか1メートルの高さに落ち込んでいた家もあった。おそらく1階は店舗だったと思われる。少しでもコストを下げようとしたために、すべてを失う結果となった。建築基準法というのは”最低”基準であって、法で定められた基準さえ満たされていればいいというものではない。つまり、家というのは、そこに住む人の命と財産を守るものだという”心”が大事なのである。コンクリートを打つときに、きちんと鉄筋が入っているか、木屑やゴミが入らないように掃除はしたか・・・、そういう”心”が感じられる建物はきちんと残っているのである。

家が倒れたのは人災!1

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阪神・淡路大震災では実に10万戸をこえる住宅が全半壊した。地震直後と3週間後に現地に行き、実際に現場を歩いて、また数百枚の写真を撮り後から検討してみると、今回の被害は人災という感じがしてならないものが多い。
古くても無傷の建物がたくさんあった一方、設計ミスや手抜き工事というより心くばりのなさが原因で倒壊したというケースがあまりにも多かったのだ。
窓ガラスがすべて割れてしまったビルがある。しかもこのビルは一階がペシャンコに潰れている。
これは帯筋(フープ筋)不足が原因で、帯筋を入れてないか、あっても300センチピッチぐらいでしか入っていない。柱はバクハッするように壊れていた。
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また、倒壊した住宅に共通して指摘できることは基礎の甘さである。鉄筋の量が少ないということだが、こうした「安くつくった建物」は軒並み壊れている。少々乱暴な言い方だが、いま現在、古いアパートや賃貸の家に住んでいる人は覚悟が必要だろう。屋根が重くて、筋交いの入っていない家も全部壊れている。

マンションを選ぶポイントの抜粋

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N値を知ることが大事
杭を最終的に何トンの重さで打ったかを知っておくこともポイントになる。専門的には、これをN値という。これも、施工した業者に聞いて確認できる。
今度の地震において、軟弱地盤では激しい突きあげ振動により杭そのものがさらに沈んだ可能性がある。杭打ちはもともと、建物が乗る長期荷重に加えて、ある程度の短期荷重を計算して行っている。
ただし、この短期荷重は地震などの際の水平の振動を想定したもので、垂直な短期荷重までは読みこんでいない。今後は上下に働く垂直荷重も考慮して杭を打たなくてはいけないことになるだろう。
杭は実際はデルマックというハンマーをつかい、スパーンと爆発させて、叩いてとめる。叩く重さは、4,50トンがふつうだが、騒音などの問題もあり、30トンくらいでとどめておくこともある。
これで、本数を増やしさえすれば、建物の長期荷重に対しては十分もつのだが、今度のような場合のように、たとえば70トン相当の垂直な短期荷重が働くことも考えられる。そうすると、杭がさらに打たれるのと同じ結果になり、杭がしずみ、建物は傾くことになる。とくに薄い建物や、背の高いマンションではそのおそれが大きい。
杭の抵抗力は建物全体の重さにもかかわってくる。マンション全体が1000トンで、杭一本の抵抗力が50トンとすると、全部で20本の杭が必要という計算になる。現実の施工では、前述したように短期の水平荷重も見込んでかなり余裕をとる。
しかし、今度の地震では、全体が2000トンにもなる垂直荷重がかかったと推定できるものもある。杭は圧縮に対しては相当強いが、そうなると杭は沈むだけでなく、折れたり破砕することもある。
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当然、建物は甚大な被害をうける。こういう意味で、杭のN値を知っておきたいわけである。なお、N値だけでなく、建築年度なども業者に聞くことができる。また、現場の写真は必ず撮影しているので、フープ筋などの状態も頼めば閲覧させてくれるはずである。

マンションを選ぶポイントの一部

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11.渡り廊下、エレベーターなどが空中にあるものは恐い
こういう構造は大きな揺れに対して危険性が高い。したがって、避難路としては、ここを通らないようなコースを日ごろから考えておくことも大切である。
12.場所打ちか、高強度のPHC杭なら安心
マンションにしても、ほかの建物にしても、いままでは基礎の下に打つ杭のことまで言及されることは少なかった。しかし、阪神・淡路大震災の経験からすれば、今後は杭にも注目していく必要がある。杭を施工するに際しては、大別してふたつの方法がある。
ひとつは、地盤にオーガーというドリルで穴をあけ、そこへ蛇カゴ状の鉄筋のカゴをいれ、この中にコンクリートミルクを流しこむPHC工法。つまりは、コンクリートの柱を地面の中につくるわけである。
箪笥などは危ないとされておりますが、上手に固定すれば逆に家の強度が増し、重要な役割を果たします。←その他役立つ情報はこちらから。
コンクリートの基礎はこの上につくり、そこへ建物を乗せる。これを場所打ち杭というが、安定度の高い工法である。場所打ちでつくった杭は、直径が80センチ以上とまた太くなる。
一般に行なわれるのは、中空になったプレキャスト・コンクリートのパイルを打つ方法である。直径が50~60センチで、その分、打つ作業が楽になるというメリットがあるが安定度は低い。
しかし、軟弱な地盤にこういう弱い杭しか打ってない場合は問題である。大惨事につながりかねない。なお、杭については施工業者がデータをもっている。これは頼めば、閲覧することができるようになっている。